知られざる自然

早池峰剣ヶ峰(2014.9.15)

山名の格好良さ、標高の高さ、見た目の美しさ、登山の面白さ、静けさ、ワイルドさ
これらを全て満たす山は、なかなか無い。
岩手県では、岩手山や早池峰山、栗駒山、焼石岳、和賀岳などの山々はこれらの要素を大部分満たす山といえる。
いずれも県内ではメジャーな山だ。
しかし、全ての要素を完璧に満たす山が、意外にもマイナーピークにある。
それは早池峰剣ケ峰だ。
標高1,827mは堂々の県内第3位の高峰。
その名のとおり、天空を突き刺すような山容は、県内唯一の存在だ。
早池峰剣ケ峰は早池峰山から片道30分の稜線上に位置するけれど、東側の縦走路から登るのが何よりお薦めだ。
この方面からの早池峰剣ケ峰が最も特徴的で美しいからだ。
早池峰登山といえば、今は南側の小田越や河原坊ルートばかり注目されているけれど、信仰の対象である早池峰山には、かつては東側の川井村上川井からタモンタワ、三平、高桧山、早池峰剣ケ峰を経由するルートが開かれていた。
その後、小滝内沢上流の横倉林道や平津戸から高桧山の稜線に達する吉部沢林道からのルートが開拓され、三平以東は廃道となった。
そして、これらのルートもあくまで熟達者向けの健脚コースであり、登山スタイルの変化と共に廃道化の一途を辿って行った。

幹線林道川井住田線登山口付近から早池峰剣ヶ峰を望む
(幹線林道川井住田線登山口付近から早池峰剣ヶ峰を望む)

僕は10年以上前に、横倉から高桧山まで、その後10年ほど前に、吉部沢林道経由で高桧山、早池峰剣ケ峰、早池峰山を縦走したことがある。
か細い古道は所々薮に覆われながらも、意外にしっかりと残っていて、信仰登山で盛んに利用された往時が偲ばれた。
当時、このルートは超マイナールートで、誰一人、登山者には会わなかった。
そんなマイナールートにも一大転換期が訪れた。
それは平成21年の幹線林道川井住田線の開通だ。
この林道の開通により国道106号の鈴久名から横沢冷泉を経て高桧山の稜線まで、2車線の舗装道路でアクセスが可能となったのだ。
悠久の道トンネルの入口が登山口となる。
駐車スペースからは早池峰剣ケ峰の端正な姿が望まれる。
2台車があり、先行する登山者がいるようだ。

登山口は横沢荒川線悠久の道トンネル脇
(登山口は横沢荒川線悠久の道トンネル脇)

木の博物館のお陰で、高桧山と独標の鞍部までは広い登山道が良く整備されている。
しかし、このコースには登山の案内標識は一切ない。
高桧山は南側を巻くが、道沿いに古く朽ち果て何が書いてあるか分からない標柱がある。
おそらく高桧山山頂への分岐だったに違いないが既に廃道になっている。

 

鞍部まではブナ、ミズナラ、ダケカンバなどの広葉樹が目立ち、これにイチイが混じる。
鞍部から先は、登山道も狭く、かなりワイルドな感じになる。
植生もオオシラビソやヒバに変化する。
この先、独標まではヒバ樹林帯の急登が続く。
10年前に登ったときは途中に水場があったけれど、今回は枯れているのか壊れたのか、確認できなかった。

鞍部までは快適な遊歩道のよう
(鞍部までは快適な遊歩道のよう)
見事なブナも!よく伐られずに残ったものだと思う。
(見事なブナも!よく伐られずに残ったものだと思う。)
中が空洞になったイチイ。歴史を物語るようだ。
(中が空洞になったイチイ。歴史を物語るようだ。)
巨大なダケカンバ
(巨大なダケカンバ)
そのダケカンバの上にイチイが生えていた。
(そのダケカンバの上にイチイが生えていた。)
鞍部にて。林相は針葉樹になり、登山道もワイルドに!
(鞍部にて。林相は針葉樹になり、登山道もワイルドに!)
鞍部から先はヒバ林の急登
(鞍部から先はヒバ林の急登)

早池峰剣ケ峰の稜線に取り付くと、そこが独標(1,451m)付近で、登山道も方向を変える。
10年前は樹林に囲まれていた独標も、雪か風かの被害により倒木が増え、大分明るくなった。
しかし展望は効かない。
その直ぐ先で再び古い案内標識が現れ、後から書き足された「横倉」の文字だけかろうじて読み取れる。横倉ルートが存在した貴重な証拠だ。
また、板が破損して内容は分からないが、ここが南への道の分岐点であることも示している。おそらく、既に廃道になった砥草沢コースの分岐点と思われる。

独標(1,451m)付近の様子
(独標(1,451m)付近の様子)

古い案内標識を過ぎて間もなく、アオモリトドマツの稜線に巨岩が混じるようになる。
展望は効かないが、山城的な雰囲気がある。
その後間もなく5合目に到達する。
5合目は登山道から少し外れ、気付かずに通り過ぎてしまうかも知れないが、登山を開始して初めて展望が開ける場所だ。

待望の早池峰剣ケ峰も望まれる。
10年前は何も無かったけれど、今は安倍ケ城と記された立派な標柱が建っている。
ここで3人組の一行に出会う。
ここで折り返すと言い、キノコ採りをしながら登ってきたようだ。

五合目手前の巨岩帯。むしろこちらの方が城の雰囲気がある。
(五合目手前の巨岩帯。むしろこちらの方が城の雰囲気がある。)
五合目安倍ケ城から早池峰剣ヶ峰を望む
(五合目安倍ケ城から早池峰剣ヶ峰を望む)

再び樹林帯となるも、間もなく展望が開けるようになり、1,637mの三角点に到達する。
ここも10年前には何も無かったが、今は徳兵衛山と記された立派な標柱が建っている。
ここで剣ケ峰を眺めながら昼食にする。
岩手山、姫神山、秋田駒ケ岳、堺ノ神岳、宮古湾、遠野盆地、薬師岳、遠く室根山まで望まれる。

徳兵衛山付近から望む剣ヶ峰
(徳兵衛山付近から望む剣ヶ峰)
徳兵衛山山頂
(徳兵衛山山頂)

徳兵衛山の先は、しばらくは気分の良い巨岩帯の稜線だ。
しかし、雨天時は滑りやすく、悪天の下山時は迷いやすいので要注意だ。
岩場には早池峰山固有種のナンブトウウチソウやウメバチソウなどの高山植物が咲いていた。
途中で、下山してくる単独の登山者とすれ違った。
今日このコースを歩く人は総勢5名ということで、林道が開通したとはいえ、まだまだマイナールートの域を脱していないようだ。
巨岩帯を過ぎ、剣ケ峰までの最後の急登は展望の効かない樹林帯で正念場だ。
それだけに山頂に立った時の感激はひとしおだ。

だんだん近づく剣ヶ峰に見とれてしまう
(だんだん近づく剣ヶ峰に見とれてしまう)
稜線歩きの醍醐味を満喫する
(稜線歩きの醍醐味を満喫する)
固有種のナンブトウウチソウ
(固有種のナンブトウウチソウ)

あいにく早池峰山(1,917m)はガスに包まれていたが、雲をまとった薬師岳(1,644m)が美しかった。
目線の雲を境に上空の青空と下界の緑の山並みのコントラストが非日常的で何ともいい感じだ。
そして30分ほど粘っていたら、早池峰山のガスも晴れ、その姿を望むことができラッキーだった。

剣ヶ峰山頂は稜線上で狭い
(剣ヶ峰山頂は稜線上で狭い)
山頂から縦走路を振り返る
(山頂から縦走路を振り返る)
空の青と山の緑とその間にいる私
(空の青と山の緑とその間にいる私)
薬師岳も雲をまとい、いい感じ
(薬師岳も雲をまとい、いい感じ)
ガスの晴れ行く早池峰山が幻想的
(ガスの晴れ行く早池峰山が幻想的)

下山は来た道を戻るだけだけれど、途中の横沢冷泉で入浴する楽しみが待っている。
横沢冷泉はその昔、木挽き職人によって発見された鉱泉で、手を洗ったところ怪我の治りが早く、肩腰の痛みにも良いということから、大正時代には小屋が掛けられ風呂が作られたという歴史を持つ。
現在は静峰苑という宿泊施設が営業しており、日帰り入浴は510円でシャンプーやボディーソープも常備されている。
ph8.7で神経痛、筋肉痛ほか諸処の効能があるようだ。
お湯は柔らかく、浴槽は小さいけれど、窓越しに小滝内沢の瀬音を聴きながら、とても気分良く疲れを癒してくれる。
こんな贅沢な山行を楽しめるマイナールートはなかなか無い。

下山は来た道を折り返す
(下山は来た道を折り返す)
登山口に戻ると、剣ヶ峰がシルエットを浮かび上がらせていた
(登山口に戻ると、剣ヶ峰がシルエットを浮かび上がらせていた)
林道沿いに建つ横沢冷泉「静峰苑」
(林道沿いに建つ横沢冷泉「静峰苑」)
浴室の様子
(浴室の様子)
登山ルート略図
(登山ルート略図)
コメント: 37
  • #37

    ウエブマスター (木曜日, 22 7月 2021 15:34)

    昔の列車旅は、移動中も面白味がありました。駅にも「名所案内」の看板があり、駅名表示の下にも「●●郡●●村」とか書いてあるのが好きでした。

  • #36

    白州丸 (土曜日, 17 7月 2021 15:24)

    宮城〜岩手〜秋田〜青森と東北縦横断の旅堪能しました。沿線の温泉に入りたい!
    画像加工いいですね!!

  • #35

    ウエブマスター (金曜日, 16 7月 2021 23:49)

    私が描いたと言いたいところですが、撮った写真を加工したんですよー
    でも、文字は女流書家 泉に依頼したものです!

  • #34

    白州丸 (水曜日, 14 7月 2021 16:46)

    産業と共に生きた雫駅の歴史が分かります。駅舎のスケッチも良いですが因みに誰のタッチ?

  • #33

    ウエブマスター (土曜日, 13 3月 2021 11:08)

    徳永さん、了解しました!
    ウエブマスターまでメールいただければ地図を返信いたします!

  • #32

    徳永光保 (金曜日, 12 3月 2021 07:33)

    前山の記事 拝見しました。
    西和賀方面にこの時期にいけるところを探していたので興味があります。だいたい見当はつくのですが
    もしよろしかったらルートの地図をいただけないでしょうか。よろしくお願いします。

  • #31

    ウエブマスター (日曜日, 28 2月 2021 17:38)

    chanmikiさん
    いらっしゃいませ!
    コメントありがとうございます。
    日付は更新日でモナドノックは20日にツアーしました。
    慣れていないと迷うと思うので、メールいただければ私の地図を送りますよ!

  • #30

    ウエブマスター (日曜日, 28 2月 2021 17:28)

    白州丸さん
    長いことコメントに気付かずスミマセン
    東京は大変ですよね。
    ワカサギを食べさせてあげれないのが残念です。
    大願成就の次の回、長女と岩洞湖に行きましたが、またしても大漁でした!
    岩手は恵まれてますよ!

  • #29

    chanmiki (火曜日, 23 2月 2021 21:07)

    初めてコメントします。同じ小学校区、同じピアノ教室だったTです。
    数年前からこのブログを見つけて、感動!尊敬!たくさん学ばせて頂いています。
    本日23日も、「岩神山から田代牧場へ」を真似っこしようと行ったのですが、雪が少なそうで止め、区界駅2番ホームからの牧野へ行こうかとホームまで行きました。迷って結局、桐の木沢山へ行ったのですが、「モナドノック」を見てびっくり!
    でも本日23日じゃないですよね?天気から。
    私も単身赴任で106号を使っていたので、北上高地の、しかも地形のプロの記事、とても興味深く読んでいます。もちろん地元雫石のもです!

  • #28

    白州丸 (土曜日, 09 1月 2021 21:04)

    コロナ禍で気づく事も多く、人と接せず作業をする一次産業やステイホームで地元を考える機会も多苦なりそれが新しい日常と気づくかもしれません。地元愛と働く人に感謝¡¡

  • #27

    白州丸 (月曜日, 28 12月 2020 11:11)

    コロナ禍で始まったこの1年、地表ををすっかり覆ってしまう新雪はしばし巷のゴタゴタも忘れさせてくれます。

  • #26

    白州丸 (木曜日, 10 10月 2019 16:45)

    馬愛の結晶でしょうね!優しい表情が印象的です。

  • #25

    ウエブマスター (火曜日, 30 4月 2019 11:10)

    徳永様
    お久しぶりです!
    コメント有難うございます!
    丸森良かったですねー
    雪もたっぷりで何よりでした。
    そろそろクマさんがウロウロしているようです。先日大松倉で足跡を見ました。お互いに気を付けましょう!
    いつか、ウロコでご一緒したいです!

  • #24

    徳永光保 (日曜日, 21 4月 2019 20:05)

    以前 森林鉄道のツアーでお世話になりました徳永です。本日こちらで紹介されている丸森にうろこテレマークで行ってきました。雪もたっぷり残っていてブナの原生林の雰囲気もよく大変気に入りました。情報参考にさせていただきました。ありがとうございました。

  • #23

    ウエブマスター (日曜日, 22 4月 2018 19:07)

    家の前の桜はまだですが、盛岡はすでに満開。テレマークはこれからが良い季節ですよ!

  • #22

    白州丸 (日曜日, 15 4月 2018 15:59)

    今シーズンのテレマークもそろそろ終わり?桜も咲き始めましたあ?

  • #21

    ウエブマスター (土曜日, 07 5月 2016 12:18)

    白州丸さま
    宮古では恒例のuno大会も盛り上がりました!
    旧道歩きは発見があって楽しいですね!

  • #20

    白州丸 (木曜日, 05 5月 2016 16:03)

    1泊2日の宮古の充実した旅でしたね。女性3名を従え賑やかで大きな天候の崩れも無く良かったです。

  • #19

    白州丸 (日曜日, 06 3月 2016 10:50)

    親子の協力、ほのぼのとして少ない成果でも美味しさがギュット詰まっている事でしょう。

  • #18

    ウエブマスター (日曜日, 10 1月 2016 11:41)

    白州丸さま
    ジムニーで薪運搬!
    こういうのって、田舎暮らしならではの楽しさですね!

  • #17

    白州丸 (土曜日, 09 1月 2016 14:13)

    有り難いプレゼント、ジムニー大活躍ですね!!

  • #16

    白州丸 (土曜日, 26 9月 2015 17:10)

    手を加えた分だけ建物は答えてくれます、又達成感は喜びになるでしょう。

  • #15

    白州丸 (土曜日, 26 9月 2015)

    父と娘の縦走、紅葉が綺麗ですね、山ガールも頑張りましたね!!

  • #14

    白州丸 (土曜日, 15 8月 2015 15:52)

    見事に蘇りました、15年の歴史がしみ込んだテーブル作業中はいろんな思いも浮かんだ事でしょう。我が家は削って(多分電動鉋?)もらいましたが手作業はご苦労様でした。又新しい家族の歴史(汚れ?)が刻まれる事でしょう。帰ってきた家族もさぞびっくり!!

  • #13

    白州丸 (火曜日, 30 6月 2015 10:19)

    テーブル完成おめでとうございます。ここ迄秋田杉を利用できれば樹も喜んでいる事でしょう。無垢板は存在感ありますね!!このテーブルからどんな作品が出来るか楽しみですね

  • #12

    ウエブマスター (日曜日, 17 5月 2015 12:24)

    リタイヤじっちゃん様
    丸森制覇、おめでとうございます!私はタイミングを逃し、今年は行けず残念でしたが、動画を拝見させていただき、行った気になれました!それにしてもクマにはビックリ!!

  • #11

    リタイヤじっちゃん (火曜日, 12 5月 2015 09:27)

    ウエブマスターの丸森ツアー(2013.5.12)でアクセスルートを知ったのは昨年の夏ごろ、それから5月の連休が待ち遠しく長いものでした。途中熊さんの歓迎を受けましたが、楽しく登ることができました。情報ありがとうございました。来冬は須賀倉を頂戴します。(山行記録YouTube”丸森”)

  • #10

    ウエブマスター (水曜日, 29 4月 2015 07:49)

    史実探偵さま、コメント有難うございます。なるほど!奥が深そうですねー。

  • #9

    史実探偵:平素人 (日曜日, 26 4月 2015 00:02)

    はじめまして^^、ウエブ釜石鉱山で検索訪問しました。ホームのお写真を見て、これが私の広報する、『BC.2001年に地球を半周し東北へ降臨した巨大隕石の核!』 かと思うと胸のたかまりを覚えます。よろしかったら、myブログのカテゴリー;巨大隕石(5) &, 巨大津波(4)へ、どうぞ^^!

  • #8

    小岩 (日曜日, 05 10月 2014 14:24)

    シロハヤブサの続編に期待・・豊かな発想に拍手を送ります。

  • #7

    小岩じいじ (日曜日, 05 10月 2014 14:16)

    岩手の旅行記は風景写真の見事さと臨場感あふれる文章にいつも感心しています。次号を楽しみにしています。

  • #6

    小岩 (日曜日, 05 10月 2014 14:06)

    泉ちゃん堂々の3位入賞おめでとう。又1つ話題ができましたね。来年は優勝目指して下さい。

  • #5

    リタイヤじっちゃん (日曜日, 05 10月 2014 10:09)

    体力的に門馬コースは無理ですが、教えていただいた丸森には挑戦させて頂きます。尚、剣ヶ峰山行記録はyouTubeで公開してますがどなたとも知らず貴方の車ときのこ採りの3人には無料出演して頂いでおりますのであしからず。但し誰も見ませんが。(笑)

  • #4

    ウェブマスター (日曜日, 05 10月 2014 00:06)

    いやはや!
    ニアミスしていたわけですね、リタイヤじっちゃん様!やはり早池峰剣ヶ峰、いい山ですよねー!
    今度は、門馬コースにも久々にチャレンジしたいと思っています!

  • #3

    リタイヤじっちゃん  (水曜日, 01 10月 2014 18:16)

    久しぶりに覗いて見てびっくりしました。9月15日早池峰剣ヶ峰で好青年と交差したことを覚えております。あの時の白髪親父がじっちゃんです。初めて登りましたがいい山でした。

  • #2

    ウェブマスター (土曜日, 07 6月 2014 22:03)

    ritzさん、コメント有難うございます!
    阿部館山良かったですよ!来年も絶対行きます!その時お会いするかもしれませんね!今後ともこの隠れ家的HPをよろしくお願い致します!

  • #1

    ritz (火曜日, 03 6月 2014 00:16)

    はじめまして。
    4/13阿部館山の記事拝見しました。素晴らしいところですね。
    4月頭に櫃取湿原や青松葉山界隈を歩き(滑り)、斜面や森の雰囲気に感動しました。北上高地は初めて訪れましたが、また行ってみたいと思っています。
    これからも岩手の山滑りの記録、楽しみにしています。